5つの英会話教室を試しTOEIC900点超えを達成した外資系会社員が考える「最適な英会話教室」の選び方

以前、「外資系企業に転職して10年経った結果」というブログで、これまでの自信のTOEICスコアの履歴やどんな勉強をしてきたか、自分にはどのスタイル/勉強法が合っていたかを紹介しましたが、どの英会話教室・勉強方法が適しているかは、その人の目標や性格によって、全く変わってくると思います。
今回のブログでは、目標や性格に応じて、どの英会話教室・どんなスタイルが向いているのかを大きく4つのマトリクスに分けて紹介していきたいと思います。

こんな方におすすめ

  • 英会話教室たくさんあるけど、自分にはどこの英会話教室が向いていそうなのかわからない方
  • 英会話教室に通ってみたけど、特に成長が感じられず、もやもやしている方
  • オンライン英会話やアプリの英会話勉強ツール、またフィリピン短期留学って、どんな人に向いているのか知りたい方
目次

目標と性格に応じた英会話教室・勉強法のマトリクス

英会話教室や勉強法を選ぶ上で、たくさんの悩むべきポイントがあります。「マンツーマン」がいいのか「グループ」がいいのか、「オンライン」がいいのか「対面」がいいのか、また価格という条件を優先される方も多くいらっしゃるでしょう。
ただ私は最優先すべきは「目標」だと思っています。「目標」に合わせて、「マンツーマン」がいいのか「グループ」がいいのかなどを判断していくべきだし、価格という条件は「目標」に準じるべきというのが、経験から得た私の考えです。
また「目標」と同じく、重要視すべきなのが「性格」だと考えています。「性格」が控えめなのに、「グループ」の英会話教室に通ったとしても、全く成長に繋がらず、まさに無駄なレッスン料を払い続けることになります。
今回、私なりの経験をもとにまとめた英会話教室・勉強法のマトリクスの軸になるのは「目標」と「性格」です。
「目標」に関しては「仕事で英語を使いこなしたい」を最大値に、最小値には「英会話への苦手意識をなくしたい」を設定し、「性格」に関しては「控えめ」と「社交的」を対極に位置づけました。
これまで私が通った5つの英会話教室に、オンライン英会話やアプリ、フィリピン短期留学などを当て込んだマトリクスが以下のものとなります。

こちらのマトリクスをもとに、それぞれの英会話教室・勉強法の「特徴」「良いところ」「微妙なところ」「費用感」を簡潔に紹介していくので、ぜひご自分の「目標」および「性格」と照らし合わせながら、どこが良さそうか参考にしてもらえれば幸いです。
「費用感」は各企業サイトで見つけたものとなり、粒度が揃っていないところがありますのでご了承ください。またこちらのマトリクスに載っていない英会話教室も多くあるかと思いますが、類似するタイプのカリキュラムを参考にすることは可能だと思いますので、是非ご一読くださいませ。

「仕事で英語を使いこなしたい」と思っていて、性格が「控えめ」な方にむいている英会話勉強法

実は私が該当するのが、この領域になります。「控えめ」というより優しい表現ではなく、「社交的ではない」といったほうが正しい表現だったかもしれません。特に私は人に合わせるのが苦手ですし、自分のペースを大切にしたいと思っているタイプです。こちらに該当する方々に特にフィットすると思っているのが、以下の3つの英会話教室・勉強法になります。

①Gaba(短期集中)

特徴:短期間利用可能なチケットを割安で大量購入し、短期間で集中的にマンツーマンレッスンを受講できる。

良いところ:日本にいながら、留学気分を味わえるほど英会話漬けになることができる。

微妙なところ:人気のある講師は埋まりやすい。短期間集中する強い意志が必要になる。

費用感:225,000円ほど(税込み)/30回

②Gaba(マンツーマン)

特徴:レベルの高い講師が、優しく丁寧に英会話レベルの向上をマンツーマンでサポートしてくれる。

良いところ:講師が改善点などを全てメモしてくれるので、英会話に集中することができる。またレベル分け・レベルチェックが厳格なので、自分の成長度合いを性格に把握することができる。

微妙なところ:人気のある講師は埋まりやすい。長期間にわたって通い続ける強い意志が必要になる。

費用感:370,000円ほど(税込み)/45回

③ELSA Speak(アプリ)

特徴:単語レベルの発音矯正から、会話レベルの発音矯正までサポートしてくれるアプリ。

良いところ:英会話教室の先生はとても優しいため、通じればOKという方も多くいらっしゃいます。こちらのアプリは機械が判断するので、ものすごく性格に採点してくれます。実際ネイティブな人に試してもらった際にやはり高い採点が出たので、とても正確だと思います。

微妙なところ:特にありません。強いて言えば、中学生時代に出会いたかった。リスニングのレベルをもっと早く上げられたと思われます。

費用感:3,000円ほど/3ヶ月

カリキュラムや講師のレベルがしっかりしたGabaのようなマンツーマンの英会話スクールに通いつつ、ELSA Speakのような発音矯正を取り入れていけば、留学経験がないのに発音を褒められる英会話力を身につけることができると思います。特にELSA Speakはこのグループ以外の方々にもおすすめなので、類似アプリも含めてできるだけ早く取り組んでいただければ、リスニングもスピーキングも改善が見込めると思います。

「英会話の苦手意識をなくしたい」と思っていて、性格が「控えめ」な方に向いている英会話勉強法

10年前から5年前くらいの私が、ちょうどこの領域にいたと思います。TOEICのスコアは800以上なのに、英会話は苦手で全く話せないという状態でした。こちらのグループに該当する方々に特にフィットすると思っているのが、以下の3つの英会話教室・勉強法になります。

④NOVA(マンツーマン)

特徴:珍しい月謝制でマンツーマンを提供、講師の質はGabaやベルリッツには劣る印象。

良いところ:気軽に試せますし、合わないと思ったら辞めるのも簡単。優しい講師が多いため、英会話への恐怖心をなくすには非常に適している。

微妙なところ:講師の質には課題があり、アドバイスはほぼ期待できない。

費用感:月額23,100円(税込み)/月4回、曜日時間固定制

⑤イングリッシュビレッジ

特徴:格安なチケット制を提供、講師の質はバラバラな印象。

良いところ:気軽に試せますし、合わないと思ったら辞めるのも簡単。マンツーマンなのに安いので、価格面でのハードルも低いです。カリキュラムは自由に組み立てられるのはメリットでもあるが。。。

微妙なところ:スクールの数が限られているため、そもそもアクセスが悪ければ選択肢に入れるのは難しい。またカリキュラムは自由に組み立てられるため、やりたいこと/学びたいことを明確にする必要がある。

費用感:27,500円(税込み)/チケット10回分

⑥DMM英会話(オンライン)

特徴:色んな国の方とオンラインで英会話レッスンが可能、1回あたりのレッスンは25分で短め。

良いところ:気軽に家から毎日英会話できる。色んな国の色んな英会話に触れ合える。世の中、綺麗な英語を話せる人のほうが少ないと思うので、色んな国の発音に慣れるのは大切だと思います。

微妙なところ:英会話に恐怖心がある人がいきなり始めるには少し心理的ハードルが高い印象。いきなりオンラインよりは、どちらかというとNOVAやイングリッシュビレッジのほうがオススメかも。ただし恐怖心がある程度なくなった方が、毎日少しの時間でも英会話に触れたい場合にはオススメ。一方で先生のレベルはもちろんバラバラ。

費用感:月7,900円/毎日1レッスン/1回25分

まずは英会話に慣れるということにフォーカスするため、一つのスタイルに固執せずに色々な方法を試してみることをオススメします。まずは英会話を学ぶことって楽しいかもというテンションに持っていき、英会話を習慣化することが大切だと思っています。

「仕事で英語を使いこなしたい」と思っていて、性格が「社交的」な方に向いている英会話勉強法

私は社交的な性格ではなく、恥ずかしがり屋なので、グループの英会話教室には間違いなく向いていないのです。8年ほど前に、そのことに気づかず少人数グループの英会話教室に申し込んでしまいました。とても良い方と2人だけのレッスンだったので楽しめたのですが、やはりグループだと話すチャンスが少なくなるので、満足度が低かったというのが正直なところです。
ただし私が少人数グループで通っていたのはベルリッツだったのですが、先生のレベルは高かったですし、もしかしたらマンツーマンならGabaと同じくらい成長を感じることができたのかもしれません。「仕事で英語を使いこなしたい」&「社交的」な方には、ベルリッツのような品質の高い英会話教室の少人数グループのレッスンは向いていると感じました。

⑦ベルリッツ(少人数グループ)

特徴:同じレベルの生徒4人(最大)のグループレッスン、カリキュラムに則りレッスンが行われる。

良いところ:他の人の良い表現なども吸収できるし、集団でのロールプレイを経験できる。

微妙なところ:せっかちな人は、他の人に時間が搾取されているかもと感じることがあるかもしれません。

費用感:211,200円(税込み)/48回

「英会話の苦手意識をなくしたい」と思っていて、性格が「社交的」な方に向いている英会話勉強法

控えめな性格の私でも英会話の鍛錬においてトライ&エラーをしている時期があり、グループレッスンに参加したり、フィリピンに短期留学をしたこともありました。
振り返ってみると、これらの勉強法は私には向いておらず、社交的な方や、苦手意識をなくしたい方々に向いていることに気が付きました。特にフィリピンの短期留学は、スクール以外でのプライベートのコミュニケーションもいかに楽しめるかが英会話の成長に大きく関わってくることもあり、社交性は欠かせません。

⑧フィリピン短期留学

特徴:シンプルに表現すると英会話のフィリピン合宿。

良いところ:とにかく安い。朝から夜まで英会話漬け。

微妙なところ:先生が優しすぎて適切なアドバイスをしてくれない可能性も。色んな日本人がいる可能性が高く、自分のペースを崩す可能性もあります。

費用感:100,000円ほど(税込み)/1週間(宿泊費込み)

⑨イーオン(グループ)

特徴:最大8人のグループレッスン、日常会話を楽しむためのレッスン。

良いところ:特になし。

微妙なところ:人数が多すぎて、話したがりの人がいた場合、他の人がほぼ話さないで終わることもあります。

費用感:1ヶ月あたり12,375円(税込み)/週一回/45回/1年間(イーオンHPより)
→イーオンのHPで記載されている費用は非常にわかりづらい印象で残念です

まとめ

今回は、私がこれまで試したことのある英会話教室や英会話の勉強方法を、皆さんの「目標」や「性格」に応じて選びやすいようにマトリクス上に分類してみました。
英会話の勉強をこれから始める方、一度挫折してしまった方、現在進行形で頑張っている方にとって、今回の私の整理した内容が少しでもお役に立てれば幸いです。

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この記事を書いた人

はじめまして、ゆーぞうです。

1984年に生まれ、高校まで福島県で育ちました。
何もない場所と時代だったので、漫画とテレビとゲームがエンタメの中心でした。

2006年に大学を卒業し、新卒で広告代理店に入社。
激務でしたが、18時に帰るために誰よりも結果を出すことにこだわっていました。

2013年に外資系IT企業に転職し、現在に至る。

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