サッカー漫画たくさんあるけど、実際どれが面白いの?

このブログサイトを作った際に、漫画や映画についてたくさん感想や考察など書こうと思っていたのですが、今更ながら著作権の問題で、漫画や映画についていろいろと表現するのは難しいんだなということに気がついてしまいました。あらすじを書きすぎるとNG、当然ですがシーンの貼付けもNGだったりと、今のところ正しく引用すれば大きな問題とはならないらしいのですが、漫画や映画をネタに表現するのは私の文章力では難しいのかなと思っています。
とはいえ、漫画について何も語らないことは難しいほど漫画を読んで育ってきてしまったので、私なりにテーマを絞って、漫画についてのブログをまとめていければと思います。
今回は「サッカー漫画」について取り上げていきます。

目次

サッカー漫画、どんな作品あるの? 世の中的に人気の作品は?

世界的に人気なのは「キャプテン翼」、最近は「アオアシ」と「ブルーロック」が人気か

サッカー漫画会のレジェンドといえば、間違いなく「キャプテン翼」でしょう。私が生まれる前の1981年から連載が開始されており、シリーズを変え現在でも連載が続いている神様的存在の漫画と言えると思います。「キャプテン翼」の超人的な必殺技が繰り出される設定は「キン肉マン」や「北斗の拳」などと同時期の連載ということもあり、読者に受け入れられやすい背景があったのでしょう。若島津くんの三角飛びや立花兄弟&次藤くんのスカイラブハリケーンは、40代の男性であれば誰しもが一度は試したことがあるのではないでしょうか。
一方で、最近の人気の作品といえば、「アオアシ」と「ブルーロック」の二強といったところでしょうか。
「アオアシ」はこれまでのサッカー漫画ではほとんど取り上げられることのなかったJリーグのジュニアユースが主な舞台として描かれています。実際に存在するプロのサッカー選手やテクニック等の解説も織り交ぜられるので、良い感じにリアリティも追求されており、子供から大人まで人気の作品です。
「ブルーロック」は得点不足に悩まされている日本サッカー連合が、日本をW杯優勝に導くストライカーを養成すべくブルーロックと呼ばれる監獄施設でジュニアユース世代を招集し、厳しいトレーニングや試験を課していくというクレイジーな世界観で構築されています。

10,000冊以上の漫画を読んできた私が好きなサッカー漫画は「DAYS」

読破してきた「スポーツ漫画」と「サッカー漫画」

私には4つ上に兄がいるので、私が物心がついた頃には、既にキャプテン翼のコミックが自宅にありました。一番最初に読んだスポーツ漫画は、それこそ「キャプテン翼」だったように思います。漫画を読み始めてから30年以上、これまで読んできた「スポーツ漫画」と「サッカー漫画」をそれぞれ以下に整理しました。

掲載の順番に関しては順不同です。
「ろくでなしBLUES」や「地獄甲子園」、「稲中卓球部」「あだち充作品」が該当ジャンルに当てはまるのかという疑問や問い合わせはご容赦ください

サッカーと野球の漫画をたくさん読んできてますね。そもそもの作品数が多そうなジャンルではありますが。

「DAYS」と「GIANT KILLING」の面白さ

多くのスポーツ漫画を読んできた私が一番面白いと思っているサッカー漫画は「DAYS」です。週刊少年マガジンで2013年から2021年まで連載されていた安田剛士先生による作品です。

「DAYS」の面白さと唯一の欠点

あらすじ

中学時代までなんの取り柄もなかったサッカー初心者の柄本つくしが、高校サッカーの強豪校である聖蹟高校のサッカー部に入部し、サッカーの天才・風間陣など個性豊かなチームメイトとともに成長していく物語。

主人公のチーム内のキャラクターがとても魅力的、試合を重ねるたびに各キャラクターが大きく成長していく。11人というフィールドプレイヤー全てにスポットライトを当てているため、存在感の薄さに泣くようなキャラクターは存在しません。

相手チームやキャラクターの背景も十分に描かれているため、薄っぺらいスポ根漫画とは一線を画しています。かの有名なSLUMDUNKを思い返してみると、「陵南戦」と「豊玉戦」がとても読み応えがあると感じました。というのも、この2つの相手チームに関しては、チームの背景やキャラクターの心情を湘北側以上に丁寧に描いていた印象を持っていました。主人公側のチームに勝ちたい理由があるように、相手側のチームにも同様に負けられない理由があると教えてくれたのはSLAMDUNKだったなと思い出しました。DAYSを読んでいると、不思議とSLAMDANKを読んでいたときと同じ気持ちになれました。主人公チーム=正義、対戦相手=悪ではなく、どちらにも自分たちなりの正義を持っているのです。

とても大好きだったDAYSなのですが、一つだけ圧倒的に受け入れがたい点がありました。それは主人公である柄本つくしの設定です。ただ優しいだけで、スポーツも苦手な男が高校入学後に、1年生からサッカー強豪校のレギュラーを勝ち取るという設定には流石に無理があります。素人が高校から部活を始めて活躍するという作品はSLAMDUNKの桜木花道、弱虫ペダルの小野田坂道などが有名ですが、彼らには高校入学前までに積み重ねてきた特別なスペックがありました。桜木花道は喧嘩などで鍛え上げられた圧倒的な体格と運動神経、小野田坂道は千葉から秋葉原へとママチャリで通い続けた圧倒的な脚力。しかしDAYSの柄本つくしには、そのようなバックグラウンドは皆無でした。この現実離れしたストーリー展開にアレルギー反応を起こして離脱した読者もいたことでしょう、私の友達にも実際にいましたし。しかし、それでも敢えて言いたいのです。「DAYSは面白かったし、私の一番好きなサッカー漫画です」と。

「アオアシ」、「ブルーロック」、「ANGEL VOICE」、「GIANT KILLING」にそれぞれ一言

前提として、全ての作品、面白いと思って全て読んでおります。それでも敢えて言わせてもらいたい設定があるので、それぞれ一言だけ。

「アオアシ」へ一言

楽しみに読んでますし、間違いなく面白いと思います。「ジュニアユース」が舞台というのもユニークで学びも多い。しかしながら、この本格スポーツ漫画に恋愛の要素は必要なのだろうか。この作品で恋愛要素が見え隠れすると、どうしても興醒めしてしまう自分がいます。
野球漫画の「BUNGO」も部活ではなく、中学のリトルシニアを舞台にしている作品で、どちらかというとこちらの「BUNGO」のほうが私の好みです。サッカーと全く別物の野球漫画ですが。

「ブルーロック」へ一言

序盤面白かったと思うのですが、なかなか単調な展開に正直飽きてしまいました。
今現在、本物の日本代表チームが得点力不足ではなくなってしまったため、この漫画が取り上げているテーマに共感できなくなってしまっただけなのかもしれませんが。

「ANGEL VOICE」へ一言

キャラクターの雰囲気が少し森田まさのり先生と重なって見えてしまうのは私だけでしょうか。そのため、ROOKIESのサッカー版というイメージが最後まで拭いきれませんでした。
また病気の設定を追加されると、純粋なスポーツ漫画として楽しむのは難しいなと感じました。

「GIANT KILLING」へ一言

監督やチーム運営目線を中心としたユニークな作品で、面白いだけでなく勉強になります。今でも飽きずに楽しみに読んでおります。持田という最高にカッコいいプレイヤーが大好きだったので、彼の勇姿をもう一度だけでいいから見たいです。

さらに面白いサッカー漫画に出会えることを願って

「キャプテン翼」以上のサッカー漫画は生まれないんだろうと諦めていましたが、それ以上に面白いと思える作品に出会えたことに感謝です。他にもサッカー漫画には「シュート!」「エリアの騎士」「BE BLUES!」など有名な作品があるにも関わらず、「DAYS」推しのブログを書いてしまったことに一抹の不安を感じますが、もし宜しければ皆さんのお気に入りのサッカー漫画や感想など是非教えていただけると嬉しいです。
また新しい面白い作品に出会えたときに、こちらのブログに記していきたいと思っています。

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この記事を書いた人

はじめまして、ゆーぞうです。

1984年に生まれ、高校まで福島県で育ちました。
何もない場所と時代だったので、漫画とテレビとゲームがエンタメの中心でした。

2006年に大学を卒業し、新卒で広告代理店に入社。
激務でしたが、18時に帰るために誰よりも結果を出すことにこだわっていました。

2013年に外資系IT企業に転職し、現在に至る。

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